日本にっぽんのゲーム開発会社かいはつがいしゃポケットペアが開発かいはつした「パルワールド」が予想外よそうがいの大おおヒット作さくになっている。

同社どうしゃのＸ（旧きゅうツイッター）によると、パルワールドはパソコンゲームの配信はいしんプラットフォーム「Ｓｔｅａｍ（スチーム）」上じょうで１週間足しゅうかんたらずのうちに７００万本まんぼんを売うり上あげた。ただ、人気にんきゲーム「ポケットモンスター（ポケモン）」に酷似こくじしているとの批判ひはんも上あがり、それがさらに話題わだいを集あつめる結果けっかになっている。

ポケットペアはＸでパルワールドについて「リリースから５日いつかで売上本数うりあげほんすう７００万本達成まんほんたっせいしました！　本当ほんとうにありがとうございます！　現在げんざい、最優先さいゆうせんで障害しょうがいやバグ修正しゅうせいを対応中たいおうちゅうです」と明あきらかにした。パルワールドはＸｂｏｘなどでも入手可能にゅうしゅかのうだが、７００万本まんほんという数字すうじには含ふくまれていない。

このゲームでは、プレーヤーは開あけた広大こうだいな空間くうかんでポケモンのような生いき物ものを捕獲ほかくして、敵てきを撃退げきたいしたり、飢うえに立たち向むかったり、自然界しぜんかいで生いき抜ぬいたりするために使つかう。

しかし、ポケモンとの比較ひかくは物議ぶつぎを醸かもす結果けっかにもなった。

ビデオゲームメディア「ＩＧＮ」によると、ポケモンシリーズのファンは生いき物もののデザインが酷似こくじしていることに憤慨ふんがい。ポケットペアに殺害予告さつがいよこくが送おくりつけられる事態じたいになった。

ポケットペアの溝部拓郎社長みぞべたくろうしゃちょうもＸで殺害予告さつがいよこくの情報じょうほうに反応はんのうし、盗作とうさくとの主張しゅちょうは中傷ちゅうしょうに当あたると反論はんろんしている。

熱狂的ねっきょうてきなゲーマーが嫌いやがらせや個人情報こじんじょうほうのさらし行為こうい、殺害脅迫さつがいきょうはくに及およぶのは今回こんかいが初はじめてではない。２０１７年ねんにはゲーム上じょうのトラブルをきっかけとした虚偽通報きょぎつうほうにより、米べいカンザス州在住しゅうざいじゅうの男性だんせいが死亡しぼうする事件じけんも起おきた。ゲーム開発者会議かいはつしゃかいぎ（ＧＤＣ）の昨年さくねんの調査ちょうさでは、嫌いやがらせや中傷ちゅうしょうが開発者かいはつしゃの懸念材料けねんざいりょうになっているとの回答かいとうが９１％に上のぼった。